2001年7月 株式会社IBS 設立
前職を退職してすぐに会社設立準備を始め、7月23日に設立登記をしました。
設立当時の社名は株式会社DACで、Due Diligence(買収監査)、Alliance(事業提携)、Consulting(コンサルティング)のそれぞれの頭文字を取った社名で、まさにM&Aを意識した社名でした。
ただ、その後自ら買収した会社との合併等を経て社名をIBS(Internet Business Serviceの略で、後にInvestment Banking Serviceの略)と変更しました。
設立した2001年は、同年3月の光通信による「寝かせ」問題発覚を機にネットバブルが崩壊した年でもあり、景気も一時的に沈滞して厳しい船出となりましたが、その後2008年9月のリーマンショックまでの続く長期好景気のスタートでもありました。
また、村上ファンドやライブドアが台頭し、まさにM&A真っ盛りの時代が到来しました。
当社も、徐々に業容を拡大し社員数が10名を超え、子会社にファンド会社を保有して資金を集めて上場会社を買収したり、Web上でM&Aの情報を提供しマッチングを図る会社取引所という会社を設立したりと、まさに絶好調の時代を謳歌していました。
また、M&A事業をしております中、不動産関連のお話も沢山いただいていました。
主に、不動産又は不動産ファンドの資金調達お手伝いで、好景気で不動産価格がジワジワと上昇していく中、不動産関連資金調達ビジネスは短期間で利益を稼ぐ事のできる楽しいビジネスでした。
しかし、この不動産関連資金調達が当社凋落の最大の原因を作ります。