お酒と人生

みなさん、お酒はお飲みになられますか?

sake

私は、若いときに比べますとかなり弱くはなりましたが、大好きです。

どのくらい好きかというと、35歳から痛風発作が発症してしまうほど、酒を飲んできました。

 

詳しくは、私が以前記載したブログ「痛風」をご覧くださいませ。

 

さて、大変な痛みを伴う痛風発作を起こしているのに、それでもお酒をやめる事をしない自分を、やはり「アルコール中毒」だと感じています。

もっとも、業務時間中にも我慢できずにアルコールを飲んでしまうほどではないですし、他人様から見て医学的にアル中だと思われるレベルではないです。

でも、「酒を飲んで成功した!」なんて話は聞いた事がありませんが、「酒を飲んで失敗した!」という話はよく聞きますね。

なのに、なぜお酒を飲むのでしょうか。

そこには、僕なりの人生におけるお酒の位置づけ、お酒の飲み方があります。

 

arrow067_01 僕の、お酒の飲み方は・・・

アルコールには、人間関係を円滑にする魔法のような効果があると、深く信じています。

アルコールには、気持ち次第で前向きな人生を歩むための大切な成分が含まれていると、深く信じています。

しかし一方で、アルコールには、大切な人間関係をぶち壊し、人生すらぶち壊してしまう劇薬が含まれています

アルコールには、人を暗くて深いミゾへ突き落す悪魔が潜んでいます。

つまり、良い意味でも悪い意味でも劇薬成分があり、それは飲み方次第なのだと感じています。

僕が酒を飲むときの第1ののルールは、

「酒を飲むときは、絶対に、前向きな発想で、楽しく飲む。」

という事です。

不平不満を考えたり、辛い事を考えたりしながらお酒を飲むと、だいたいロクでもない事になります。

つまり、アルコールの悪い部分を、自ら引き出してしまうのです。

それでも、どうしてもアルコールを飲みたいときってありますよね。

そんなときのお酒を飲みたいときの第2のルールは、

「辛い時、苦しい時は、自宅で飲む。独りで飲むか、妻と二人で飲む。」

と決めています。

不平不満がある時や辛い時に外で飲むと、友人知人と喧嘩になってしまったり、見知らぬ人からちょっかいを出されただけで猛烈な怒りを感じたり、そんなマイナスな事がどんどん起きてしまうと、実体験から感じます。

あとは、あまり人生観とは関係のないルールなのですが、第3のルールとして、

「酒を飲む夜は、炭水化物をとらない。」

という事にしています。

よく、酒を飲んだ挙句に暴飲暴食をされる方がいらっしゃいます。

散々飲み食いした後の〆のラーメンなど、その典型例ですね。

アルコールを摂取すると、最近はすぐに眠くなってしまいます。

炭水化物を摂取してすぐに寝る、これが体にとって長期的に最も良くない事だと自覚しています。

飲んだ翌日に胸やけを起こすのは、だいたいお酒の飲み過ぎよりも炭水化物が引き起こしている気がします。

そもそも、お酒自体が糖質ですから、これ以上糖質を摂る必要はなく、あとはたんぱく質と少しの脂質で十分なのです。

まあ、「本当に実行出来てるの?」と言われると、最近、釣行先で飲んだ挙句に〆のラーメンをやってしまったような・・・(汗

 

arrow067_01 理想的な、お酒の格言とは・・・

自分の中で明確に決めている飲酒のルールは上記の3つだけですが、僕にとって理想的だなぁと思える、心に響く格言があります。

こちらで、その一部をご紹介したいと思います。

 

立って半畳 寝て一畳 酒は呑んでも二合半

まさに!と思う格言です。

人間の生きるスペースなど、立って半畳寝て一畳。

豪邸も、豪華なオフィスも要りません。

お酒も、この年になると日本酒換算で二合半がベスト。

しかし、豪勢な生活には憧れるし、お酒は二合半では済まないのが、悩み多き僕の人生です。

若い時は飲んで吐くのが当たり前、真冬の雪が降る中の駅のベンチで寝てしまい凍死しそうになった事もありました。

友人を飲ませ過ぎて、急性アル中で救急車を呼んだ事は数知れず。

31歳で独立し、事業が順調に伸びていた頃、今の自分から振り返ると殴り倒してやりたいようなお金の使い方をして、ミニ成金的な生活をしていた頃もありました。

今はというと、以前1日で使っていた飲み代で、少なくとも6か月間毎日飲めるような生活になっています。

お金を使わずして飲むコツはというと・・・

プライベートで特別な日や、仕事で大切な時以外は、まず外でお酒を飲みません。

誘われて、ご馳走に預かるときは、ホイホイと行ったりしますが(笑

だって、仕事が終わればオフィスの社員食堂で適当にツマミを調理して、オフィスの隣にある酒屋「カクヤス」で購入したお酒を飲めるのですから。

会社で社員と飲むときも、外で飲むのと社員食堂で飲むのとでは、かかる経費が数倍違います。

自宅では、スーパーよりもホームセンターで安く売っている1800ml(一升=十合)パックの25%「いいちこ」が僕の愛飲するお酒となっています。

「いいちこ」パックは、そのまま注ぐと味気がないですが、1回だけ割高な「いいちこ」フラスコボトルを購入して、それに注ぎたせばムードも出ます。

1,380円で、妻と二人で2日間は飲めます。1日1人換算345円で、十分楽しめる量のアルコールとなります。

まさに、日本酒ではないですが、1日二合半の飲酒生活となります。

 

酒は心の鏡

これこそが、酒の神髄なのでしょう。

良い発想も悪い発想も、お酒を飲むと自分ではコントロール不能なところまで膨らみ続けます。

だからこそ、お酒を飲むときは前向きな発想しかしないように心がけています。

不思議な事なのですが、お酒を飲んだ翌朝のまだ目覚める直前ごろ、夢の中で様々な発想が出てくることがあります。

特に、前の晩に飲んでいるとき、何かのアイディアやヒラメキを求めてトコトン考え議論すると、その思考が寝た後もずっと残るのでしょうか。

いくら考えて議論しても出てこなかったアイディアやヒラメキが、朝方に、ふっと天から降ってくるように出てくるのです。

お酒は、自分でも気付かない心の奥底に眠っている何かを、引っ張り出してくる力があるんですね。

 

昔話より 先の夢を肴にすべし

これは、僕の第1ルールをかみ砕いた一部分的な格言ですが、意外とできていません。

何故か、お酒を飲むときって、足元の話題に集中しがちなんですよね。

自分の実現したい夢や希望とは、いったい何なんだろうか。

そんな事をざっくばらんに語り合いながら飲めるお酒って、楽しいと思いませんか?

ただ、ここで大切なのは2つあると思うんです。

1つは、深く深く考え、まるで目の前でこれから起こるんじゃないかぐらいに具体的な夢を語る事。

もう1つは、お酒の席で面倒なのですが、必ず心に残るものはノートをとっておく事。

この2つを実践すると、翌朝思わぬ良い発想が浮かんだり、酒の席でどうしてそういう考えに至ったかの思考経路を翌朝に冷静に辿る事ができ、それも良い発想につながるからです。

 

飲酒の後に水一杯 これで酒飲み一人前

これ、すみません、勝手に格言にしていますが、僕の守れていない第4のルールなんです。

とっても当たり前の事で、お医者さんからもよく言われるんですが、お酒を飲むと体内水分量が減るので、飲んだ後にはしっかり水分補給をしなければならないんですね。

お酒を結構沢山飲んでしまったときも、しっかり水分補給をしておけば、意外と二日酔いにはならないものですし。

でも、お酒を飲んだ気持ち良さが途切れてしまう気がして、どうもお水を飲むのを控えてしまう自分がいるんです。

冷静に考えれば翌日の体調管理のために水分補給をすべきなのに、「え~い、もっと(お酒の方を)飲んじゃえ~!」って自分の方が常勝しているのは、やはりアルコール中毒だからでしょうか・・・(汗

痛風

「痛風」という病気を、ご存知でしょうか?

関節で起きる炎症の一種ですが、痛風の発作が起きると、骨折したんじゃないかと思うほど痛みます。

詳細については、痛風財団のホームページをご覧になると詳しく解説されています。

logo(痛風財団)

 

かく言う私も、実は持病として、35歳(11年前)から痛風です。

そして、昨日、4か月ぶりに痛風発作が起きてしまいました。

本日は、大変恐縮ながら、会社を休ませていただいております。

 

私の場合、父も痛風持ちで遺伝的な要素があるので、特に注意をしなければなりません。

しかし、注意をしていても、発作が起きるのを避けることはとても困難なのです。

 

まず、痛風からできるだけ遠ざかるために、4年前にダイエットをし、体重を13kgほど落としました。

「これで、痛風にはならないぞ!」と思いきや、その後も定期的に発作を起こしました。

 

食物はできるだけ野菜を多くとり、水分も一般的な量より多く取るように心がけています。

しかし、菜食主義者に徹する事はできず、肉も食べれば魚も食べてしまいます。

肉や魚を食べない人生なんて、つまらないですよね。

それなら、定期的な発作も甘んじて受け入れようと思ってしまいます。

 

同様に、お酒もよくありませんが、できるだけプリン体含有量の少ないお酒を選んで飲むようにはしています。

したがって、1杯目の乾杯はビールではなくハイボール等にしています。

アルコールの量を減らすのは、・・・努力しなくてはです(汗。

 

ストレスを溜めるな、と言われても、こればかりは立場上難しいところがあります。

だから、できるだけ休みの時は仕事からスパッと離れて、趣味に徹するように努力をしています。

 

そして、対処療法である高尿酸血症治療薬は、1か月半前まで毎日飲み続けていました。

しかし、今年のGW前に別の病気で死にそうな思いをして1週間の入院を余儀なくされ、その原因の一端が高尿酸血症治療薬にあると判った為、薬の服用を止めています。

 

そんなわけで、痛風発作が起こらないようにできる事はできる範囲で努力していますが、努力が足りないのでしょうか、定期的に会社を休まなければならない羽目になってしまいます。

 

ところで、皆さん意外と知らないことなので、周りに痛風持ちの方がいらっしゃったら、是非教えてあげていただきたい事があります。

  1. (痛風原因を作る)尿酸は、尿酸の元となるプリン体の対外摂取より尿酸自体の体内組成の方が、多い。

  2. アルコールを飲めば、プリン体ゼロのアルコールでも、アルコール自体が尿酸を作ってしまう。

  3. 魚卵(イクラ、数の子、トビコなど)は、プリン体が低い。

  4. プリン体=旨味。スープや汁に、要注意!

 

1.ですが、プリン体をとらなければ尿酸値が下がると思っている方が多くいます。実は、プリン体はそもそも体内にあり、生きていく上で必要なものです。

尿酸の産生は、プリン体摂取が2~4割、体内産生が6~8割と言われています。

つまり、プリン体を減らしたからといって、まったく安心はできません。

むしろ、中性脂肪が尿酸の産生を促しますから、肥満になると痛風になりやすくなるのです。

かといって、痩せるために筋トレをやり過ぎると、痛風発作を誘発します。

なぜかというと、筋トレをすると乳酸が産生され、乳酸の排出が尿酸の排出に優先されるので、結果的に尿酸値を上げてしまうのです。

私も、筋トレ期間中に痛風発作を起こしたことが、何度もあります。

運動で体重を落とす際は、筋トレと共に必ず軽い有酸素運動をする事で汗を流すことが大切です。

痛風解消のためにダイエットをしている人が近くにいたら、是非とも教えてあげてください。

 

2.も、よく勘違いされるポイントです。プリン体ゼロのアルコールなら安心、なんて思うと大違いです。

プリン体ゼロでも、アルコールが分解されるときに、尿酸も乳酸も「体内で」産生されます。

つまり、作られた尿酸が排出されにくい状態に置かれるという、とっても良くない状態を作り出します。

アルコールは飲まないのが一番なのですが、まあそうはいかないのが人生ですね・・・(笑

痛風持ちの人が、「このビール、プリン体ゼロだから大丈夫なんだよ~」なんて言ってビールを飲んでいたら、是非とも教えてあげてください。

 

3.はよく、「痛風って、贅沢病だよね~」という勘違いを未だにしている人がいますが、そうではありません。

一般的に高級な魚卵、実は「高プリン体食品」ではないんですよ。

「高プリン体食品」は、ちゃんと定義がされていて、「100gあたり200mg以上のプリン体が含まれる食品」なんです。

そして、1日当たりプリン体摂取量を400mgに抑えることが大切なんです。

ちなみに、イクラは100gあたりたったの3.7mgしかプリン体は含まれていません。

むしろ、肉と魚肉は要注意なんです。特に、レバーとホルモン。

鶏レバーには、100gあたり312.2mgものプリン体が含まれるんですよ。イクラの100倍近いです。

もつ鍋やレバニラ炒めが大好きな私としては、とっても残念な話です。

もつ鍋は大好物なのに、もう何年も食べていません。

ダイエットのために、脂質と糖質(炭水化物)を抑えてたんぱく質をしっかりとろう、なんてやっていると、凄い勢いでプリン体を摂取してあっという間に尿酸値が上がります。

筋トレ中によく食べる鶏肉ササミ、100gあたり153.9mgのプリン体が含まれてますから、ガツガツ食べるとあっという間に尿酸値が上がります。

これも、ダイエットのために筋トレを頑張っている方や食事制限をされている方がいたら、是非とも教えてあげてください。

 

最後に4.ですが、スープには旨味成分がありますよね。その全てではないんですが、大半はプリン体だと考えた方がよいです。

もつ鍋の後に、雑炊したりしますね。あのスープ、モツからプリン体が大量に溶け出しています。

ラーメンのスープ、これは一番危険です。

肉や骨、魚肉などからダシをとりますよね。

これも、プリン体が強烈に溶け出しています。

だから美味しいんですが、絶対飲んではいけません。

 

そういえば、先週釣行したとき、たらふくお酒を飲んで、魚肉をガンガン食べて、おまけに〆のラーメンを食べたような・・・(汗