昨日、自宅に帰ってしばらく経つと、妻が、
「ごめんなさい・・・」、と。
「え? なぁに? 何があったの!?」
「寝かせておくはずのキンメダイ、調理しちゃった・・・」
ということで、果たして出てきたのは、・・・
うっひょ~! 美味そう!!!
キンメダイは、釣った後すぐに食べると、旨味成分が浸透していなくて味が少々薄く、まだ身が固いので食感がコリコリとした感じです。
これは人それぞれ味の好みもありますが、私は釣って絞めた日から3~7日間冷蔵庫に寝かせて、刺身にして食べるのが好きです。
身がしっとりして、旨味も強く、これ以上の美味が世の中にあるだろうか、というほどのおいしさです。
キンメダイは、釣って寝かせたら、まず釣られた魚への礼儀も含め、まず生の刺身のままで軽く塩を付けて食べます。
やはり、塩で食べると、刺身の旨さが直接舌に感じられて、刺身の状態が敏感に分かりますね。
次に、刺身を薄口の醤油やポン酢などに、刻みネギ、わさび、しょうが、ミョウガ、刻んだシソの葉などの薬味を添えて。
刺身の次は、炙りがいいですね。
炙りは、お皿の上に乗せて、バーナーで上からゴォォォっと炙り、すぐに食します。
さらに、煮付以外では湯引き、トマト鍋など、どんなメニューでも美味しいのがキンメダイです。
この写真は、以前に私の釣りの師匠が調理したもので、勝手に掲載してしまいごめんなさい。
釣りの師匠は、料理の腕もプロ並みなのです。
話を戻すと、煮付にするキンメダイは「もうそろそろ、刺身ではちょっとな~」という状態になったものを使います。
釣ってから時間を置き過ぎますと、身がトロトロになり過ぎてしまいます。
もっとも、これも好きな方は好きですが、私は煮付にしてまた身が締まって煮付の汁を十分に浸み込ませた方が美味しいと思います。
つまり、いきなり煮付というのは、調理の順番が違うんですね~
とはいえ、もう一度煮付の写真をご覧いただきますと、どうでしょう。
口の中から、唾が溢れ出てきます。
ああ、美味い!
自分で釣ってきた魚ですから、なお美味い!
「ごめんなさい」なんてことは、一つもない。
ああ、ありがたい。
当社社員のみんな、今週は美味しいキンメダイを旨い酒、楽しい会話と共に、我らが社員食堂にて楽しもうね!